英語学習が脳にもたらすメリット
2019年後半は英語学習を大目標の1つにしたので、モチベーションをアップさせて行動を促すためにも、英語学習が脳にもたらすメリットについてメモっておく。
How language shapes the way we think
とても面白かったTED動画。
各言語には構造や特徴が存在しており、その特徴に応じて使う人の脳の認識も異なってくる。
例えば、オーストラリアのアボリジニーの使う言語にはすべての方向を「方角」で表す構造がある。
これにより日常会話で「今から北北西に向かいます」や「テーブルの南西にある醤油をとって」などの表現を使うことになり、方角への感覚が他の言語の人より鋭くな る。
また、ロシア語では色の表現に対する語彙が英語に比べて多彩で、色に対する感覚が脳レベルで鋭くなる。
このように、言語によって注意の向け方が変わったり考え方への変化が起きる。
複数の言語を学ぶことは、こういった言語の背景にある考え方も学ぶことになり、認知能力にも変化が生じる。
The benefits of a bilingual brain
これは短めのTED動画。
研究の結果、マルチリンガルになると脳が活性化されアルツハイマーなどの発症を5年程度遅らせこともあると分かってきた。
自分は全然知らなかったけど、昔はバイリンガルは不利だと考えられていたらしい。それが最近の研究結果でひっくりかえってきた。
大人になってから言語を学んでも脳への良い影響は起きるので、今からコツコツ始めても遅くない。
ワーキングメモリの性能があがる
ワーキングメモリの性能が上がると、集中力が増してメンタルも強くなる効果がある。一石二鳥の効果なので、英語学習はかなり割が良い投資。
TEDict
TEDは基本的に英語でプレゼンされているので、それをディクテーションして英語学習できるTEDictというアプリもある。
ダウンロードしたので、ディクテーションも習慣化していこうと思う。
透析治療のことを想像するだけでとても辛いので糖尿病にかかるリスクはなんとしてでも下げていきたい
アリス博士の人体メディカルツアー―早死にしないための解剖学入門
前回、眼についての記事を書いた本。
2周目を読んで理解が深まったので、重要だと感じた部分をつまみ食いでメモ書きする。
膵臓
今まで自分はほとんど興味無い器官だったけれど、実は地味に重要な器官。
主な役割は、「ホルモンを血液に分泌する」のと「膵液を腸に分泌する」の2つ。
ここで分泌される主なホルモンはインスリンとグルカゴンという重要なホルモン。
インスリンとグルカゴンを分泌することで、血中の血糖値を限られた範囲内に収まるように調整している。
血中の血糖値が高すぎると血管の内壁がダメージを受けるし、血糖値が低すぎると脳がエネルギー不足になるので、バランスが大事。
糖尿病
現代人の発症率が高くなっている重病の1つに、糖尿病がある。
糖尿病には、1型糖尿病と2型糖尿病の2種があって、2型糖尿病が現代病として発症が増えている(1型糖尿病は遺伝的要因が強いと言われている)。
糖尿病の最大の問題は、上で挙げた膵臓が分泌するインスリンへの抵抗性ができてしまうこと、もしくはインスリンが十分に分泌されないこと。
これにより、血糖値が高くなりすぎることがあり全身に様々な悪影響が起きてしまう。
その中のシナリオでも個人的にかなり辛いと思うのが人工透析で、糖尿病から派生しやすい腎不全になってしまうと「透析施設での血液透析を週3回、1回4時間程度」する必要があり、QOLはかなり下がると思われる、
この糖尿病のリスクを下げるためには、食事・運動・睡眠の3大基本健康習慣であり、これらは妥協せずに意識高く守っていきたい。
関連自分の記事:
肝臓
体内最大の器官で、重さは1.5-3kgある。
何百種類もの仕事をこなす働きもので、工場、リサイクル施設、倉庫、廃棄処理施設すべてを合わせたような器官。それゆえ、肝臓病にかかったら重大な結果につながる。
肝臓がやっている仕事としては、下記などがある
- タンパク質・炭水化物・脂肪の産生と分解
- 腸から材料を受け取り、すべての栄養素を取り込んで、体の必要に応じてそれらをどう処理するか決める
- ブドウ糖、脂肪、コレステロール、血液凝固に使うタンパク質をつくり出す
- 胆汁を産生して胆嚢に貯蔵する。腸が脂肪を吸収する時にこの胆汁を使う
- 薬物やアルコールを分解して無毒化、非活性化を行う
- 使い古された赤血球を取り除く
- 免疫系にも関与し、体を感染から取り除く
1人でこんだけ仕事しているSPOF(単一障害点)でもある肝臓の病気で最も多いのは、アルコール性肝疾患。原因はその名の通り、過度の飲酒。
自分は別にお酒は好きではなくて、飲み会などの人付き合いや「少量飲酒は体に良い」という情報を信じて仕方なくたまに飲んではいた。
ビール会社のサイトでも下記のような情報を載せている。
でも、最近は以下のような研究結果も出ている。
少量飲酒も実は体に良くないかもしれないよ という情報を知ってから、元々好きじゃないアルコールを摂取する必要性が自分の中で消え去ったので、もう3年近くは飲み会等でも一切アルコールを摂取していない。
別にお酒飲んでる人やお酒好きな人を否定しているわけではなく、自分はお酒苦手だから飲まないだけってことで平和に過ごしていきたいと思ってる。
フリーラジカルと抗酸化物質
ここのテーマがこの本の中で一番好きな章。
書き出すとめっちゃ長くなりそうなので、また後日1つの別記事としてまとめようと思う。
// TODO: 書いたら記事へのリンク貼る
まとめ
この本を読むことで、将来自分の体に起こりうる障害に対策しやすくなったという学びがあった。
心臓病の10例中8例、後天性糖尿病の10例中9例、がんの10例中3例は、食事と生活習慣の改善によって防ぐことができるというデータもある。
偏った食事・座りっぱなしの生活で、肥満になるとリスクはかなり上がるので、今後も気をつけていきたい。
2019年上半期の個人的振り返りと下半期の目標
2019年もあっという間に半分が終わったということで、年初に立てた目標を振り返ってみる。
2019年上半期の目標
毎週ブログを1記事書く
このブログが2019年から急に週1ペース更新になったのも、この目標を立てていたから。
去年Podcastで聴いた、この回の影響が大きい。
kakakakakku さんのブログメンタリング関係の記事などは非常に参考になったので感謝しています(直接話したこと無いけど、勝手にブログメンタリングを受けたような気分)
1人でゲーム作れるエンジニアになれている
自分自身のパフォーマンス効率を上げるための勉強や行動をし始めたらそっちにハマっちゃって、ゲーム開発そのものはPrivateで全然やれなかった。
これは次の2019年下半期の目標でカバーしたいと思っている。
(でも引き続き、自分自身のパフォーマンス効率アップはつきつめていきたい)
コンフォートゾーンを越えて普段やらないゲームにも手を出し、最新の売れてるスマホアプリのスキーム理解できてる状態
これは半分達成、半分未達ってところ。
仕事の参考になりそうなゲームはいくつか深いところまでプレイして、1日1つ学んだことをメモするなどしていた。
スマホゲームだけでなく、Steam, PS4, Vita, Switchでもいくつかゲームをやってはいるけど、費やす時間の割に成果に繋がる投資対効果はそんなに高くないので、今は読書や運動などに時間を使うことを優先している。
(ゲームをやること自体は超好きなので、ここはジレンマを感じているところ)
ゲームをやること自体は目標にしなくても本能に従ったときは勝手にプレイすると思うので、次回の目標からは外すことにする。
(2019年上半期に立てた目標はもっといっぱいあったけど、省略)
2019年下半期の目標
ゲーム開発
どんなクソゲーでもいいのでとにかく、自分ひとりでゲーム開発を最初から最後までやり通すループを何度か経験しておきたい。
ついつい風呂敷を広げて完成まで辿り着けない傾向にあるので、まずは「完成を経験する」を目標にすすめていく。
英語
やっぱりゲーム開発などをしていて思うのが、英語による情報収集の重要性。
最新の3D Graphics や AIのテーマなどは GDCなど英語圏での情報交換が盛んだし、プログラミング自体も英単語による命名能力が結構大事だったりする。
あと、言語習得が脳に良いというデータもある。
更にいうと、Steamで日本語化されていないインディーズゲームにも面白いのがわんさかある。
例えば、FTL とか Into the Breach とか
というわけで、英語習得をする必要性は十分にあるので後はちゃんと学習するだけ。
モチベーション高く続けられるように、Unityブログで書いてる英語を理解していったりとか、Steamで買ったWitcher3を英語モードでプレイするなどして、ただの英語学習にならない自分なりの楽しい学習方法を見つけるところから始めようと思ってる。
参考になったTED動画
子育てメンタリング
成長マインドセットは自分も習得したいし、子供にも是非とも身につけてもらいたい考え方。
子供たちに成長マインドセットを根付かせるためにも、何かしらのメンタリングを日々行って行動をモニタリングしていきたい。
まとめ
2019年の年初に立てた目標はもっといっぱいあったんだけど、目標を立てすぎても時間が分散してしまうので、次の半期は上の3つを主軸に頑張る。
本業の方も色々立て込んではきてるけど、上の3つに関する成長は本業にも良い影響を与えると思うので、長期的に見てしっかり取り組んでいきたい。
解剖学入門の本を読んでサングラスつけるようになった
アリス博士の人体メディカルツアー―早死にしないための解剖学入門
は、肺や心臓などの人間の器官について分かりやすく説明されていて、それから各器官を悪化させないようにするにはどういう生活習慣が大切かを教えてくれる本。
ほとんどの器官に共通に言えることは、
- 喫煙はダメ
- 野菜と果物は良い
- 運動習慣は重要
- 睡眠重要
と、超当たり前のことが書いているので、ここは省略(といってもこれらは意識しないとなかなか守れないけど)。
この本を読んで、今まで 自分の眼を大切にできていなかったこと を知れたので良かった。
人間の眼とは
人間は情報収集の80~90%を視覚に頼っていて、実際に眼は脳の一部でもある。
(発生中の胎児の眼は、カタツムリの眼のように柄の先についた状態で脳から伸び出てくる)
老化によって脳が衰えてくると視力も低下するし、逆に老化によって目の機能が衰えてくると、脳が疲れやすくなって記憶力や集中力の低下にもつながってしまう。
だから、眼を大事にすることは脳を大事にすることにもなるので、脳パフォーマンスを上げたいと思っている自分にとっては、眼も大事な器官だったと分かった。
紫外線の影響
眼は柔らかく傷つきやすいパーツで、気づかぬうちに長期的なダメージを及ぼすのが、紫外線。
紫外線はとにかく眼によくないので、サングラスでカットすることが大切。
しかも、これも今まで知らなかったんだけど、眼が紫外線を受けるとメラニンが作られてしまい、日光があたっていない肌も日焼けしてしまうらしい。
サングラスっておしゃれ道具の一部だと思ってたけど、体を紫外線から守る超大事な防具だったんだと知った。
だからと言って、紫外線を避けることを徹底してしまうと今度はビタミンDが生成されなくなって別の不調を引き起こしてしまうので、適度な日光浴は必要。
まとめ
眼が見えなくなったら、自分の人生において大きなウェイトを持っているゲームを楽しむことも難しくなってしまうので、とにかく眼は大事にしたい。
今まではサングラスをつけるのはちょっと恥ずかしいと思っていたけど、人の目なんて気にしてる場合じゃないと思ったので、晴れの日は気にせずサングラスを着けるようになった。
Fitbitを買って1ヶ月計測したので結果をとりあえず貼っておく
前回は1週間時点で計測振り返りをしたので、今回は1ヶ月経過データでの振り返りをする。
歩数
自分は半年ほど前からパレオダイエットを実践中でかなり良い効果出ていて、ウォーキングもその一環で注力している。
毎日1万歩目標は緩くなってきたので、そろそろハードルを上げていこう。
次の1ヶ月は毎日1万2500歩を目標にする。
睡眠
睡眠に関しては色々勉強して寝れるように努力しているんだけど、目標の6.5時間睡眠は全然達成できなかった。
ただ、Fitbitでの睡眠7時間目標はかなりハードル高いんじゃないかと最近感じてきた。
というのも、毎日23:30頃には就寝して、朝7時前ぐらいに起きているので、自分的には7時間睡眠を達成していると思っているんだけど、
Fitbitが夜中も1時間ほど覚醒判定にしているためにトータルでは6時間前後の睡眠時間とされている。(自分では起きている感覚がないんだけど・・・)
でも、Fitbitを使ってない一般的な人たちの睡眠時間って就寝時間〜起床時間の時間を単純に出していると思うので、それに当てはめると7時間睡眠は達成できているから、まあこの覚醒時間はそんなに気にしないことにする。
心拍数
安静時心拍数は健康のバロメーターの1つであるので、定期的にチェックしたほうが良さそう。
自分は安静時心拍数=61で、割といい値なのでこれをキープしていきたいところ。
まとめ
1ヶ月経って更に思う、やはり買ってよかったFitbit.
今の結果に満足せずに、これらの値をもっとどんどん改善していこう。
次回は3ヶ月経過データで振り返る。
フォビドゥンゾーンの後に睡眠のゲートが開く
"フォビドゥンゾーン(睡眠禁止ゾーン)" は、「安眠の科学」を読んで知った単語。言葉の響きがかっこよくて覚えてしまった。
下記のサイトに貼られているグラフを参考にすると、 natgeo.nikkeibp.co.jp
人間の「眠気が一番高くなる時間帯」は、当然のことながら深夜の時間帯になっていて、午後の昼寝時間にもそこそこ高くなる。
じゃあ「眠気が一番小さい時間帯」というのは、意外にも "夜寝る直前の時間帯"になっていて、この時には無理に寝ようとしてもなかなか寝られない。
眠くなったときだけ、眠るために横になること
眠ること以外は寝床を使わないこと
参考サイト: 刺激制御法 ー 不眠症について 4 | クリニックちえのわ
が重要とされている。
ということは、睡眠時間を長くしようとして普段より早く寝床に入ると、眠気が一番少ない時間に寝床に入ることになってなかなか寝付けない。
これにより「寝床=寝れない場所」というイメージがついてしまってますます不眠症になってしまう。
快適な睡眠を得るためには、前に書いたような体温・光の調整戦略を行いつつ
フォビドゥンゾーンを抜けて、眠気が来たと思ったときに布団に入ることが大切だと知った。
「才能がすごい」と人を神格化することで、自分はぬくぬくコンフォートゾーンにこもってしまう
自分は、身体能力・知的能力・コミュニケーション能力どれもたいした才能は無いので、コツコツ勉強することで何とかカバーするしかない。
この本では、
大きな成果を出した人の多くは、必ずしも才能に恵まれていたわけではない。成功するために大切なのは、優れた資質よりも「情熱」と「粘り強さ」――すなわち「グリット(GRIT)」=「やり抜く力」なのだ。
と書かれていて、継続して勉強を頑張るモチベーションを高めてくれた。
よくある「成功者が語る系の自己啓発本」ではなく、統計などを元にした心理学研究結果の1つなので、信憑性の薄い怪しい本ではない。
TEDに触りの部分の動画も挙がっている(本を出版する前の3年前の動画なので、結構浅めの内容)ので、さらっと概要を掴むには観るのオススメ。
人間は才能を言い訳にしがちなので、それを自分の戒めとしてメモっておく。
「才能がすごい」と人を神格化することで自分をラクにする
ニーチェの言葉がいくつか引用されており、結構心にグサグサ刺さる。
あまりに完璧なものを見たとき、我々は、
どうしたらあんなふうになれるのかとは考えない。
その代わりに魔法によって目の前で奇跡が起こったかのごとく熱狂してしまう。
我々の虚栄心や利己心によって、 天才崇拝にはますます拍車がかかる。 天才というのは神がかかった存在だと思えば、 それにくらべて引け目を感じる必要がないからだ。 あの人は超人的だというのは、 張り合ってもしかたないという意味なのだ
凄い人を見かけたら神格化することで、自分はやすやすと現状に甘んじられるマインドに戻す。
ある意味、自分の心を守る行為だとも言えるけども、心を守ってばかりでは現状維持の保守的な考え方になってしまいそう。
一流の人は「当たり前のこと」ばかりしている
社会学者のダニエル・F・チャンブリス氏が書いた、競泳選手を対象にした研究論文:「一流の人たちが行っている当たり前のこと」
の結論の引用も面白い。
最高のパフォーマンスは、無数の小さなスキルや行動を積み重ねた
結果として生み出されている。
それは本人が意図的に習得する数々のスキルや、試行錯誤するなかで
見出した方法などが、周到な訓練によって叩き込まれて、習慣となり、
やがて一体化したものなのだ。
やっていくことの1つひとつには、特別なことや超人的なところは
なにもないが、それらを継続的に正しく積み重ねていくことで生じる
相乗効果によって、卓越したレベルに到達できる。
論文を書き上げたチャンブリスが、いくつかの章を同僚に読んでもらったところ、こんな感想が返ってきたらしい。
「なんか地味だよね。もうちょっと面白みがないと・・・」
地味だと思われるような努力でもコツコツ続けることで相乗効果で大きな成果につながるので、他人にどう思われようが頑張っていこう。