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ゲーム開発やってます

2019年読んだ本と個人的印象深い本10冊

今年は、毎週ブログ更新の習慣をつけられたことも相まってか、本も週1冊ペースで読むことができて約70冊ほど読めた。

その中から、個人的に印象深かった本、何かしら考え方を変えた本を10冊ピックアップしてメモっておく。

進化 -生命のたどる道-

近所の図書館で何となく手にとって読んだ本。

今まで自分が知らなかった生命の歴史や進化にメカニズムが分かりやすくカラー図解で説明されていて、進化論ベースの考え方を受け入れる土台を作れた。

こっから、進化心理学や進化医学、パレオダイエットなどの派生学問にも興味が湧くようになったので、本当に今年読んで良かった本。

あなたの体は9割が細菌: 微生物の生態系が崩れはじめた

これも図書館で読んで、面白かったのでその後自分でも書い直した本。

腸内細菌の奥深い世界を知るキッカケになった。

特に、自閉症の子供と腸内細菌に関するエピソードが印象深かった。

「食事」は単なるエネルギーの確保という側面だけでなく、腸内細菌の生態系を調整する役割としても気をつけないといけないんだなと気づくことができた。

エンジニアリング組織論への招待 ~不確実性に向き合う思考と組織のリファクタリング

とても良い内容だったので、エンジニアチーム内の読書会で2週輪読した本。

  • なぜ人は不確実なものを避けたがるのか
  • なぜ同じ目的に向かっているはずの組織内で対立が起きてしまうのか
  • なぜ今アジャイル開発が隆盛しているのか

などを論じていて、論理的に話が進みとても面白い。

エンジニアが、組織に対して無関心であったり、ガリガリ技術に特化してプログラム書けばいいという考え方をしていると、限定合理性に陥ってしまううんだなぁと分かった。

MINDSET

この本を読むことで、「硬直マインドセット」という負のパッシブスキルの効果を薄め、「成長マインドセット」という強力なパッシブスキルを覚えることができたので、非常に読んで良かったと思う本。

詳しくはこっちの記事にも書いた。

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進化医学からわかる肥満・糖尿病・寿命

進化医学も実用的でとても面白い分野なんだと知るキッカケになった本。

特に、アジア人は欧米人に比べて痩せている割に、糖尿病になるリスクは大きいということを知れて、気をつけないといけないと感じた。

下の「脳を鍛えるには運動しかない」と関連して運動のモチベにもなったので、書籍同士のリンク効果も大事だなぁと思った。

脳を鍛えるには運動しかない

インドアでこもってゲームばかりしていた自分が、ちゃんと運動するようになったキッカケになった本。

運動するとなぜ脳にいいのかを多数のデータと科学的根拠をもとにして語られている。

定期的に読みなおして、運動モチベを回復させていきたい。

ゲーマーズブレイン

脳科学行動経済学などから、ゲームのUI/UXについて考えていく本。

基本的にゲームクリエイター系の本は、有名/人気ゲームクリエイターの感性に基づいたものが多く、科学的なアプローチからゲーム開発を考える本は珍しい。

自分もゲーム開発をメインの仕事にしているので、個人的に好きな脳科学行動経済学の分野とゲーム開発を繋げて考えていきたいなぁと思った。

英語多読 すべての悩みは量が解決する!

英語多読によって、今までイマイチ伸びを感じにくかった英語学習に、「楽しみ」と「伸び」を感じるようになった。

最近はGDCやUnityの英語解説動画を観てもそんなに辛くないように変化してきた。

どんどん英語への苦手意識が減っていくのは良い効果なので、今後も続けていこうと思っている。

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努力2.0

先日感想記事書いた通り、プロゲーマーときどの理論がぎっしり詰まった本。

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プロゲーマーという職業はに自分も憧れており、可能であればゲームをプレイして生きていいけるんだったら良いなぁと思いつつ、それを職業としてお金を稼げるレベルになるためには別の大きな苦しみもあるんだろうなと思う。

甘ったるい考えに支配されそうになった時にまた読み返したい。

LIFE SHIFT

今年前半に読んで、人生設計を考え直すキッカケになった本。

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今の日本の状態や生活スタイルがずっと続くはずはなく、変化に対応しやすくなれる「変身資産」をつけていこう、という思考を知れたのは良かった。

「本を読む習慣」も立派な変身資産の一つなので、来年は100冊を目安にたくさん読んでいこうと思う。