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ゲーム開発やってます

「マンガでよく分かる 怒らない子育て」を読んだ

6歳と3歳の子育て中ということもあり、育児もちゃんと勉強していきたい分野。

今回読んだこの本は、マンガのページがそこそこ用意されていてとても読みやすく、勉強になることもたくさんあった。

まず参考になったのは、自分の子供が例えばジュースをこぼしてしまった時は「何やってんの!」と怒りがちだけど、友人の子供がジュースをこぼした時は「大丈夫?」と心配して自分の子供の時のように怒らないんじゃないですか?という話。

これは確かにそうだなと思っていて、同じジュースをこぼされるという出来事でも「自分の子供だから怒ってもいい」という認識が自分の中で気づかないうちに存在しており、怒ってもいいんだから怒るという行為に走ってしまっている。

怒りは、怒った側はストレスを発散しているように見えて実は毒を撒き散らしているようなもので、周りに悪影響を及ぼして最終的には自分にも悪影響を及ぼしてしまう。

イライラや怒りを感じてしまった時は、「イライラしている自分」に気付いて、一度時間を置いたり、なんでイライラしてしまっているかを客観的に見つめ直すことで実はなんとかなるケースの方が多い。

イライラしてしまうのは、コントロールできないものを無理にコントロールしようとしてしまうから思い通りにいかずに、その結果イライラして怒ってしまう。 自分の子供とはいえ他人なので考えていることは把握できないし、ましてや子供なんて何しでかすか分からないものとして対策をとった方がいい。

このあたりの話は、僕が大好きな「エンジニアリング組織論への招待」にも同じような内容がたくさん書かれていて、育児とチームビルディングってのはとても近いんだなぁと感じた。

ただ怒らずに甘やかせばいいって訳ではなくて、「叱る」という行為も適切に必要だし、叱る時には「ポジティブに叱る」という話もとても参考になるなと思った。