Newton 2019年8月号の睡眠特集が図解でとても分かりやすかった
雑誌のNewtonで、「新・睡眠の教科書」特集をやっていたので読んでみた。
全ページがカラー図解になっていてイメージがつきやすく、とても分かりやすい。
睡眠知識の入門として非常に良い内容だと感じた。
睡眠圧は「ししおどし」
前にも記事に書いた通り、眠気というのは夜寝る直前が最も眠くない状態になっている。
この眠気のことを記事では「ししおどし」に例えていて、どんどん水が溜まっている間は眠くならないけど、水が一杯になったときに一気に眠くなるような感覚と似ている。
リン酸化
眠らないと、シナプスにあるタンパク質の一部がリン酸化されていき、眠ることでリン酸が減ることがマウスの実験で分かったらしい。
このリン酸化も眠気に関連するのではないかと言われている。
(とはいえ睡眠の研究はまだまだ謎は多い)
脳の老廃物アミロイドβ
認知症の中で最も多いアルツハイマー型認知症の人の脳内には、「アミロイドβ」というたんぱく質が沈着していて、この物質が神経細胞を死滅させることで、発症すると考えられている。
この脳の老廃物アミロイドβは、睡眠時に多く洗い流されるため、睡眠不足になるとアルツハイマーのリスクは高まる。
まとめ
睡眠時間を削ることによって得られる一時的な時間は、その後失われるものを考えると割に合っていない。