学習効率を上げるのに休憩が大事な理由
勉強・仕事・トレーニングなどをする時に、どれぐらいやったかという"時間"に注目してしまいがちだけど、適度に休憩を入れて効率を上げることが非常に重要であることを示す情報を整理する。
ボーッと休むと海馬が直前のタスクを自動再生する
【休み時間のコツ】仕事や勉強の合間の寸時は何もせずボーっと休むべきなのは今や常識(文献例:https://t.co/0Hz0Bl4R7Y)。ボーッと休むと海馬が直前のタスクを自動再生するというデータが今朝発表されました(https://t.co/5k9EY2fc6O)。こうした無意識的な脳内復習が学習成立への一助!?
— 池谷裕二 (@yuji_ikegaya) June 28, 2019
休憩時間はスマホを見たり、ネットサーフィンなどをしがちだけど、何もせずにぼーっとすることが大事。
ぼーっとすることで、脳が勝手に復習をしてくれることが脳科学的に分かってきている。
「退屈」はクリエイティヴにとって重要
最近はとにかくスマホが優秀過ぎて、退屈な時間をスマホで打ち消すことができてしまう。
それによって、この記事に書いているガソリン補給が減ってしまっている懸念がある。
このような研究から、退屈な時間が有害とはほど遠く、脳がその創造力のガソリンを補給する、ある種の「ピットストップ」[訳注:F1でマシンがピットに入ること] となっていると推察される
瞑想が脳にとって良いと言われているのも、こういった効果があるのかもしれない。
10秒休憩
新しいスキルを身につける時に、休憩をすることで定着率が上がったという実験結果について説明している動画。
新しいことを学ぶときは、ポモドーロ・テクニックの25分集中 -> 5分休憩よりも更に短いサイクルで休憩を入れたほうが更に効果的になりそう。
ポモドーロ・テクニック
ソフトウェアエンジニア界隈でも、ほぼ常識になっているポモドーロ・テクニック。
25分集中して5分休憩するサイクルを基本としていて自分も普段これで仕事や勉強をしているが、休憩がちゃんと考慮されていて良いテクニックなんだったんだと改めて分かった。
まとめ
勉強への意識が高くなりすぎたり、焦燥感が高まったりしていると、とにかく暇な時間をなくして極力仕事や勉強の時間に費やしてしまいがち。
焦らず、休憩を入れることが結果的には良くなるということを日頃意識しておきたい。