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「読書の技法」を読んで読書の効率を上げる

ブログの更新を習慣化したことで読書量も増えてきたので、読書の効率を上げるために読書本を読んでみた。

「死ぬまでに読める本の量は有限。良書は熟読してしっかり理解し、その他の本は速読で取捨選択していけ」

というテーマが感じ取れた。

熟読できる本の数は限られている

熟読とは、基礎知識をつけるために本の内容をしっかり理解すること。

時間をかけて1回読めば終わりということでは無く、メモやノートを取りながら何周も読み直し、誰かにその本の内容を説明できるレベルまで理解すること。

いわゆるアクティブ・ラーニングをしていくことだと思っていて、マインドマップで構造を可視化したり、自分で疑問や質問を作って答えていくことも熟読になると思う。

読まない本を判断する

まず、基礎知識がなさすぎて内容がまったく頭に入らない本は読まない。意味がないので、基礎知識をつけてから読むこと。

次に、内容がデタラメだったり先行思想の成果を踏まえていない「独創的」過ぎる本も時間の無駄なので読まない。 ただし、その本がデタラメかどうかは基礎知識がないと判別できないので注意が必要。レビューや専門家がおすすめしている定評のある基礎本から読み始めたほうが良さそう。

速読には基礎知識が必要

よく聞く速読テクニックというのはたいして効果が無く、結局は基礎知識があるかどうかが本を読めるスピードに関係する。

(自分も一時期は速読テクニックとかを調べて、視線の動かし方を変えてみたり飛ばし読みをしてみたりしたけど、内容が頭に入ってないことが多かったかもなぁ)

あくまで速読の目的は、

  • 読まなくていい本かどうかを判別するため
  • 自分が目的とする箇所だけを理解するため

であり、重要な本だと判別したら熟読対象にしてしっかり時間を取って読み、読む価値が低いと思ったらスッパリ捨てることが大切。

刷り込みを避ける

ここは面白いなと思った箇所で、動物行動学にある

「刷り込み:一番初めに見たもの・知った知識を正しい知識と考える傾向」

は読書にもあてはまっていて、特定分野で最初に学んだことを正しいと思う傾向にあるから気をつけないといけない。あとでこの間違った知識を矯正するのには時間と手間がかかる。

そのため、定義や見解はまず多数決で判断するために、奇数冊(3冊、5冊)を読んで参考にする。(とはいえ、天動説と地動説みたいに多数決だと正しい知識にならないケースがあったりするから注意)

一番印象に残ったこと

「基礎知識をつけること」が読書の効率に最も大事だという、割と当たり前のことだけど意識から薄れていたことをハッキリ示してくれたので良かった。

これを機に、数学や英語の基礎知識もつけていきたいなと思った。