カジュアル瞑想の習慣をつけていく
手軽にもっと瞑想をやっていこうと思い、「なまけ者の3分間瞑想法」を読んだ。
瞑想のことを胡散臭いと思っていた時期もあるけれど、最近は科学的検証でポジティブな実験結果が出ているので、プラセボ効果を超えた効果を期待してもいいのかもしれない。
本書の中でも瞑想を「心のフィットネス」と呼んでいて、瞑想によって期待できる効果について説明している。
なまけ者の3分間瞑想法
難しい瞑想法は色々あるけれど、怠け者でもできる手軽な瞑想法として、「呼吸を数える」と「歩行と呼吸」を紹介している。
「呼吸を数える」では、単純に吸って吐いてをゆっくり数字を数えながら繰り返すだけ。
ここでポイントは、自分はいま瞑想していることを忘れないということ。
集中が途切れたことに気づき次第、瞑想に戻す。
この途切れ -> 戻す のサイクルが筋トレのようなもので、自分の心を支配できるようにするための練習になっている。
(ほんとかよ と思うかもしれないが、まあそういうものだと信じておこう)
歩行瞑想の方は、ゆっくり歩きながら動かす足の裏に注意を集中する方法。
歩いているとどんどん頭の中に思考(邪念)が発生してくるので、それに気付き次第、また足の裏に集中を戻す。
自分はこの歩行瞑想を、会社の階段(1F ~ 15F)を登りながら毎日やっている。
自分への思いやり、セルフコンパッション
前にもブログに書いた、セルフコンパッションの効果が瞑想にもある。
自分を責めたり挫折を感じてしまった時など、ネガティブ感情が発生したことに気づき、前向きになれるように意識を集中する。
それが自然にできるようになるための練習が瞑想になる。
「自分は自分を褒める役割で、他人は自分の悪いところを指摘してくれる役割」と、役割分担してるという設定で生きると、割と何言われても「役割の問題だもんな」となりますし、自分を責めたくなっても「おっと、それは自分の仕事じゃないな」と思えるのでオススメのライフハックです。
— けんすう@マンガサービスのアル (@kensuu) 2019年8月4日
アインシュタインも以下のような名言を残している。
どうして自分を責めるんですか?
他人がちゃんと必要な時に責めてくれるんだから
いいじゃないですか。
Googleもやってる
Googleでも社員研修の中でマインドフルネス瞑想を実践している。
CEDEC2019の心理的安全性に関する講演の中でも、このGoogleの研修を参考にしてマインドフルネス瞑想やセルフコンパッションを取り入れて、チームの雰囲気を改善していったと発表されていた。
まとめ
「体を鍛えるように、心も鍛えておいた方がまあ良いよね」という信じておいたほうが得する理論が自分にもしっくり来たので、瞑想も今後毎日やっていこうと思う。
みんな身体の衛生には気をつけるけど、感情の衛生には気をつけてないことが多い。レジリエンスを学べて良い動画だった。
— kidooom (@kidooom) 2019年10月29日
Guy Winch: Why we all need to practice emotional first aid https://t.co/072lZegiJw