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ゲーム開発やってます

Netflixオリジナル番組で学ぶ、動物の知能

Netflixオリジナル番組「世界の今をダイジェスト」のシーズン2が配信されており、その中の「動物の知能」エピソードが面白かった。

www.netflix.com

先日読んだ、進化心理学の面白いnote記事シリーズの 「ウムヴェルト/umwelt」の概念がNetflixの番組でも説明されていた(直接単語は出てないけれど)。

note.mu

ウムヴェルトは、wikipedia から引用すると下記の通り

環世界 - Wikipedia

すべての動物はそれぞれに種特有の知覚世界をもって生きており、その主体として行動しているという考え。ユクスキュルによれば、普遍的な時間や空間(Umgebung、「環境」)も、動物主体にとってはそれぞれ独自の時間・空間として知覚されている。

番組では、昔からベースとされてきたインテリジェントデザイン説ではなく、ダーウィンの進化論をベースにして動物の知能を紹介している。

インテリジェント・デザイン - Wikipedia

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今までの長い歴史において人間だけが特別だと思われていて、動物の認知実験も人間の感覚で行ってきた。

しかし、ウムヴェルトの考え方を汲み取ると、例えば犬に対して鏡を使った自己認識実験をしても、犬たちは嗅覚を中心とした世界を構築しているので、視覚に頼らせても認識できない可能性がある。

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前述のnote記事にもある通り、

生物はそれぞれ独自のウムヴェルト/環世界を持っていて、おそらくそれが「外に」実在する現実のすべてだと思い込んでいる

人間も、自分たちが進化上有利になるように、世界に意味を感じているだけで、客観的に視た世界なんて視えないものだらけになりそう。

“ なぜなら、外的世界に意味 (meaning) は存在しないからだ。人間の心は、意味のない環境の出来事をいくら経験しても意味を獲得しない。────それよりも、そうしなければ理解不可能な世界の出来事 (event) に対し、心が意味 (meaning) を与えるのである

最近視た下の2つのTED動画も、こういった認知に関するものだった。

www.ted.com

そして身体の内部から来る感覚信号は 脳に内臓器官の状態を 継続的に伝えます。 心臓の動きがどうか 血圧はどれ位かなど 多くの事柄をです。 この類の知覚は 「内受容」と呼ばれ 見逃されがちですが 非常に重要なものです。 なぜなら身体内部状態の 知覚と調節によってこそ 私たちは生き続けられるのですから

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確かにいつも不思議に思うのが、自分自身のカラダの内側で起きている心臓や腎臓、肝臓の働きは完全に自動で行われていて自分で制御する必要が無いという感覚。

それだけでなく、細胞が分裂したり汗をかいたり、ストレスを抱えたり解消したりするのも自動的に行われていて、意識的に自分でやるのは「歩く」や「ゲームする」など本当に限られたことだけをやればいいようにできている。

www.ted.com

驚くべきことに 私たちは皆美しさと関わり合いますが 知識がなかったとしても 美しさのほうから 私たちに関わりあうのです。私たちが美しさを意識しなくとも 魅力的な顔には脳が反応するのです。こんな実験を行いました。

(中略)

総合すると これらの研究は 私たちの脳は 視覚と快楽を結び付け 美しさに自動的に反応すると提唱しています。 これらの「美貌検知器」は どうやら 私たちが美しい人を見ると そのとき他の何を考えていようとも いつもピーンと反応するようです。

どうやら人間には、ある特定のパターンの顔を美しいと自動的に判定し、それが"良いこと"だと認識する独自世界を構築しているらしい。

まとめ

ゲーム開発ほったらかしで生物学や心理学の勉強にハマってしまっているが、ゆくゆくはこの辺の知見がゲーム開発に繋がると妄想しているので、楽しみながら引き続き学んでいく。