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映画「ジョーカー」を観た

※ネタバレありなので注意

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正直な感想

ヤバいと思ってしまった。

自分も映画を観ているうちに、心情にシンクロしていき、暴動のシーンで気持ちよくなってしまった。

arcadia11.hatenablog.com

「ジョーカー」と聞いて想像する狂人とは、かけ離れた普遍的な人間性はまさしく、往年の『ダークナイト』等で描かれた「一般市民と同じように悩み、苦しむスーパーヒーロー」と同じ、我々と何も変わらないヴィランの姿だった。

 

上映時間のほとんどをアーサーの苦痛に満ちた日々なだけに、彼がジョーカーとなって世界を混沌へ陥れていくカタルシスは尋常ではない。アーサーとしての彼に感情移入した人間ほど、劇中の市民と同様にそのアナーキズムに同調し、爆炎の中でダンスを踊る悪魔の姿に共感するだろう

こちらのレビュー記事にある通りの「共感」になっていた。

ただ、いざ現実がゴッサムシティのような状況になったとしても、家族と子供がいて、日常的に虐げられているわけでもない今の自分の境遇的には、ピエロの仮面をかぶって一緒に暴動に参加する可能性は低いとは思った。

でも現実がジョーカーの境遇に近い人ほど、この映画を観て感化を受けて実際の行動に移してしまう危険性があるのかなと感じた。

既得権益との対立

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ジョーカーでは、主人公のアーサーを馬鹿にして嘲笑し、暴力までふるってくる上級市民や市長などの既得権益が描かれており、怒りを増幅させるような演出・ストーリー作りがされていた。

とはいえ世界を完全にフラット化することはほぼ不可能であるので、せめて既得権益による理不尽な支配雰囲気が無くなっていって欲しいと思う。

そもそも既得権益とは

既得権益 - Wikipedia

社会的集団が利己的に活動すると、存続している限り、それだけ勢力も拡大していくはずなので、大抵何らかの既得権益を保持するようになる。

既得権益を成立させている要因は、その集団の持つ総資本量であったり、コネであったり、互恵状態になれる集団同士の寡占的な協力関係であったり、その集団の構成員の多さであったり、暴力的な脅迫であったりと多様である。

既得権益の問題点

既得権益がなぜ問題なのか。それは、社会の中で富(資本)は、集団や個人の実力や正確な評価に対して適切に分配されなければならないが、1度既得権益が生まれると、既得権益そのものが更なる富を獲得する力となるため、既得権益の有無や大小だけで富の分配が大きくなされてしまい、結果として実力や正確な評価に対する富の分配が行われなくなるからである。

既得権益によって獲得された資本そのものが、更なる資本を得るための力を持ち、資本余裕ができるとリスクも取りやすくなるため、既得権益はより一層強靭化する。

このような既得権益をもつこと自体によって得られる富の獲得は、社会の中の非合理的な資本分配であり、実力や正確な評価が報われないために社会に歪みや無気力が発生する。

格差は適切に発生するのは問題ないが、あくまで実力や正確な評価に比例してなされるべきものであり、既得権益によって保護された力で分配されるべきではない。現在では既得権益が拡大し強固になる一方で、非合理的な格差も拡大しており、そしてその偏在した格差は社会の中で循環する資金量を減少させるため、不況の要因となっている。

この映画を観たことで、観た人の感想意見を知ることができたし、自分も簡単に感化されて影響を受けやすい人間だと再認識することができたので良かった。

前に、「いかに平均から外れるか」という記事も書いてみたけど、これは戦略的に自分から外れにいくことを狙っていきたいという表明だったんだなと分かった。

kidooom.hatenadiary.jp

外部環境や境遇による影響で、勝手に平均から外れてしまっていることでジョーカーのような不当な扱いを受けている人も大勢いることを改めて考えさせられた。

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後半のジョーカーが何故かとてもカッコよく見えてしまったし、この階段でのダンスシーンは本編の音楽とともに何度も見たい。

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