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ネガティブフィードバックを受け止められるマインドセットを鍛えたい

先日、社内のイベントで2時間の講座をやったという記事を書いた。

kidooom.hatenadiary.jp

終わった後は結構燃え尽きていて、自分が話している講義動画とかアンケート結果を観るのを避けていたんだけど、夏休みを経てリフレッシュできたので覚悟決めて講演動画とアンケート結果を見てみた。

自分が講演している動画を見た感想は予想通り、「全然自分が思っているような声や話し方じゃないな」で少しショックを受けた。

めっちゃ声低いし、なんかまったりしている感じもした・・・。

でも、これによって次の講座のときはもっとテンション高めにしたほうが良いなという改善点が見つかったので、ある意味良いフィードバックになった。

またアンケート結果については、概ね好印象ながらも、「もっとこうしたほうが良かったんじゃないですか?」的なコメントがあり、それを読んで自分の心の中に防衛的な反応が出てきたのを感じた

こういうとき、一瞬自分が「硬直マインドセット」に陥っちゃてるなと思ったので、硬直マインドセットにならないためにもマインドセットについてメモっておく。

マインドセットとは

スタンフォード大学発達心理学の研究をしているキャロル・S・ドゥエック教授が書いた本 「マインドセット「やればできる! 」の研究」 に詳しく書かれている考え方で、人間の思考は「硬直マインドセット」か「成長マインドセット」の2つにざっくり分けて考えられる

yuchrszk.blogspot.com

硬直マインドセットと成長マインドセット

2つのマインドセットの特徴を、ざっくり表にまとめると

硬直マインドセット 成長マインドセット
自分の能力や才能は固定的で変わらないと信じている 人間の基本的資質は努力次第で伸ばすことができると信じている
自分が賢そうに見えるだろうか、馬鹿に思われないだろうか、認めてもらえるだろうかを気にし、失敗を恐れる 結果がどうなろうとも、いま力を注いでることそれ自体に意義を見出すことができ、失敗を恐れない
しくじってはならないという切迫感にいつも駆られており、成功すると誇らしさが優越感にまで膨れ上がる。なぜなら成功するのは、固定的な能力が人よりも優れている証拠だと信じているから 持って生まれた才能、適性、興味、気質は一人ひとり異なるが、努力と経験を重ねることで、誰でもみな大きく伸びていけると信じている
ただ自分の自尊心を満たしてくれる相手を求める(ドヤれる相手) ぶつかりあう中で自分を成長させてくれる友人やパートナーを求める
自分の能力を繰り返し証明せずにはいられないため、うまくできるとわかっていることばかり繰り返す 自分が成長することに関心を向けているため、新しいことや難しいことにも挑戦する
嫌なことや失敗をしたときに、自分はもう駄目、どうにもならないと思ってしまう 嫌なことや失敗に対しても落ち込むことがあるが、自分がダメと決めつけずに回復する
都合のいい結果ばかりに目を向け、都合の悪いことには理由をつけて無視するため、自分の業績や能力に見当違いな評価を下しがち 不本意であっても現時点の自分の能力をありのままに受け入れることができるため、自分の能力や業績に正確な判断を下す
努力を忌まわしく思う。なぜなら、頭が良くて才能があれば、そもそも努力をする必要がないから 努力こそが人を賢く、有能にしてくれると思っている

このマインドセットは常にどっちかになっているわけではなく、その時の状況や気分、取り組んでいる内容に応じて変化するし、人を変われるという信念があれば成長マインドセットに近づくことができる

まとめ

ネガティブなフィードバックを避けようとしたときは自分が硬直マインドセットに陥ってる可能性があるので、そこに気づいていつでも成長マインドセットにチェンジしていけるようにしたいなぁと改めて思った。